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資金計画Q&A VOL.16









最近金利が上がってきているようですが、今すぐに住宅を購入するのと、頭金をしっかり準備してから購入するのではどちらがよいのでしょうか?






A日銀による利上げが昨年7月、今年2月に実施され、住宅ローン金利も少しずつ上がってきています。日銀の利上げペースが当初の予想よりも遅いことから、今のところ住宅ローンの金利が急激に上昇していくといった感じではありませんが、今後住宅購入を予定されている方は、ある程度の金利上昇を折り込んだ上で資金計画を立てることが必要かと思われます。

 住宅ローンを上手に借りるポイントは、「短い期間」「低い金利」「少ない金額」の三つです。ただ、期間を短くすれば毎月返済が増えますし、金利が低い方がいいとは言っても、期間が2年や3年と短い固定金利では将来金利が上がった場合、返済負担が大きくなってしまいます。では今回のように頭金をしっかり貯めて少ない金額で借りるのがよいのでしょうか。そこで、頭金なしで今すぐ購入した場合と、5年間頭金を貯めてから購入した場合とで比較してみたいと思います。
 頭金なしのかたが、3千万円(35年・全期間固定金利3%)借りて、今すぐに家を購入した場合が下の表の【ケース1】です。これに対し、毎月5万円ずつ5年間で3百万円積立貯金してから購入した場合、その借りる時の住宅ローン金利で、返済額に大きな違いが出てきます(積立貯金利息は考慮せず)。

 5年後の金利が今と同じ3%だったとする【ケース2】では、毎月返済額も、支払い利息総額も大きく軽減され、お得になります。しかしながら、5年後に住宅ローン金利が1%上昇したとする【ケース3】では、毎月返済額、総支払い利息額ともに大幅に増えてしまいせっかく貯めた3百万円も利息に消えてしまうことになります。さらに5年後に家を購入する場合には、その間の家賃を払わなければならないことも忘れてはいけません。最近の住宅ローンには頭金なしで物件価格の100%以上借りられる商品も多くなっています。金利の動向次第ではありますが、今後金利が上昇していくとお考えのかたは、早期のマイホーム取得を検討してみてもよろしいかと思います。

 そうは言っても「気に入った物件がない」「転勤が多くどこに拠点をおくか決まらない」「将来、親と同居するかもしれない」など様々な理由で今すぐ購入に踏み切れない方も多いかと思います。人生最大の買物とも言えるマイホーム購入はやはり慎重にすべきです。このような方はまずしっかりと頭金を貯めてください。今よりも金利が上昇し、せっかく貯めたお金が支払い利息の増加分に消えてしまうかもしれませんが、それでも準備しないで購入する方に比べれば、かなりお得になるはずです。